【運用報告】ロボアドの運用経過・2021年8月

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運用報告

当サイトでは、ロボットアドバイザー(以下ロボアド)運用を4口座、
ロボアド的なおまかせ運用を1口座、実際に運用してその経過を
紹介することにしています。

◆ロボットアドバイザー4口座
・WealthNavi for ネオモバ(以下WealthNavi)
・FOLIO ROBO PRO(以下ロボプロ)
・THEO+ docomo(以下THEO)
・ON COMPASS
ロボプロは2021年8月ですが、それ以外は2021年6月に運用開始
しています。

◆おまかせ運用1口座
・SUSTEN(以下サステン)
なお、おまかせ運用のサステンについては、9月の早い時期に
運用開始予定です。

運用開始から、長いものでも満3ヶ月になろうという程度の
運用期間なので、運用結果自体はあくまでも参考程度のものです。
が、どのような資産を購入しているのかというのを各社のWEBで
見るよりは具体的なものとして感じることができると思うので、
・運用開始判断
・御自身の運用コースとの比較
などで参考にしていただけると思います。

運用コース間の比較としては、御自身の運用コースと異なる場合に、
運用コース変更検討の材料として使えると思います。

では、順に運用経過を紹介していきましょう。

WealthNavi for ネオモバ

TV・CMでもお馴染みのWealthNavi
堅実に、そして幅広く運用サービスを展開している印象があります。
NISAにも対応していたりします)
サービスイン時期は、運用開始の敷居が低くはないという印象が
ありましたが、今はユーザー寄りに改訂されて、筆者も運用開始
するに至りました。
より敷居が低いWealthNavi for ネオモバではありますが。

・WealthNaviの概要について
https://keizai-jiyuu.com/robot-wealthnavi/

・WealthNaviのWhitePaper(より詳細な紹介をWhitePaperをもとに紹介)
https://keizai-jiyuu.com/wealthnavi_whitepaper/

上記のコンテンツだけでなく、他にもWealthNaviについて紹介している
ので、よろしければ参照下さい。

運用条件

WealthNaviの資金面における運用条件は以下の通りです。
運用開始:2021年6月1日(初回購入日)
運用開始資金:1万円
毎月積立額:1万円
※WealthNavi本体の最低運用開始額は10万円です。
WealthNavi for ネオモバは提携サービスであり、条件が異なります。

マイページ画面表示内容

8月30日に画面をハードコピーした内容を紹介します。


このようにグラフ表示してくれると分かりやすくて嬉しいですね。
1万円の初期投資額で1回の積立額5千円月に2回積み立て
しているというのが階段状に上昇するグラフから見て取れますね。
階段を登った後の傾斜で資産の育ち具合を認識することが出来ます。

証券会社においても、このようにグラフ表示を当たり前に
して欲しいですね。
例えば、楽天証券の投資信託ではグラフ表示してくれるので
状況を理解しやすいです。
ロボアドは、全般的にグラフ表示するのが当たり前になっている
ような印象があります。

グラフ左側に資産残高を米ドルで表示してくれています。
ドル表示は、購入している資産であるETF自体の価値を見る
ことができると考えられます。
実際に重要なのは、やはり円表示でどうなのか、ということです。

資産を育てる資産形成期においては気にすることは無い
という認識をしていますが、そろそろ育った資産を取り崩す
という期間においては円表示での資産額がより一層気になる
ところです。

ロボアドは、どこも為替ヘッジしていないという印象がありますが、
ロボアド以外の金融資産全体を見据えた場合に、必要に応じて
為替リスクをヘッジするということも必要だな~という
ことをこういった情報に触れていると考えるようになると思います。
ちなみに、為替ヘッジにかかるコストは米ドルと円の為替で
考える場合には日米金利差に連動することになります。


ポートフォリオ」メニューにて表示される「資産内訳」ですね。
資産クラス」に記載されている米国株(VTI)のように、
( )内に記載されているのが保有しているETFの名称となります。

個人的に、よく目にするというか情報収集しているのは日米欧株
であり、8月もちょっとした調整局面がありましたが、グラフで
見る限りでは口座資産としては影響が軽微だったようですね。
このへんは、株式以外にも分散していることの意味があるという
ことの証左になります。
この3ヶ月ほど、月に1回ちょっとした調整がありますが、
8月の調整では自分で運用している口座ではあまり仕込みが
できなかったなぁと同時に振り返ってみたりしました。
別口座で毎日積立購入している投資信託は着々と口座残高と
含み益が育っています(SBI証券では投資信託を毎日積立する
という設定が可能です)

ちなみに、上図は「」表示ですが、「ドル」表示にすることも
可能です。


取引履歴」にて、「総入金額」、「分配金総額」、「手数料総額
を確認することができます。

口座開設数だったり、TV・CMだったり、そして運用内容などを
考えると、WealthNaviはロボアドの代表選手と言える、という
認識をしています。

そして、まだまだサービス内容の改善・改良が進められると思うので、
今後も継続して運用すると共に自分の口座やサービス内容について
注目していきます。

8月30日付の日経新聞WEB版にて、SBIホールディングスが
FOLIOを買収するというのを目にしたときはビックリしました。
翌日、SBIホールディングスがそれを発表して、ファンドラップを
SBI証券から提供するということなので、どんなものになるのか
楽しみにです。
FOLIOは、ロボアドバイザー・ラップ運用などの一任運用基盤
システムと一任運用サービスを提供するプラットフォームの
4RAPというのを金融期間向けに提供しており、それを活用して
SBI証券としてファンドラップを提供するということのようです。

SBI証券は、WealthNaviも扱っているのですが、それは継続する
ということのようです。

FOLIO ROBO PRO

ロボプロのサービス開始が2020年1月15日、積み立て投資可能
となったのが2021年4月、そういった状況を踏まえて運用を
開始したのが2021年8月。
まだ運用開始したばかりですが、コンテンツをいくつもアップ
しているので、よろしければそちらも参照下さい。

◆ロボアドの3つの特徴、3つの運用ポイントをご紹介!!
https://keizai-jiyuu.com/folio-robo-pro-overview/

◆ロボアドの口座開設、運用開始までの流れをサクッと紹介!!
https://keizai-jiyuu.com/folio-robo-pro-open-account/

「AI」というキーワードを頻繁に目にする状況にありますが、
AIなら何でも良いというわけでもありません。
運用で言えば、やはり結果に繋がらないと意味がありません。

AIが活用されることで資産形成・資産運用にどのような効果を
もたらしてくれるのかという実例の一つとして注目しています。

運用条件

運用開始:2021年8月13日(初回購入日)
運用開始資金:10万円
毎月積立額:1万円(現在は積立なし。積立開始タイミング未定)

マイページ画面表示内容

8月30日に画面をハードコピーした内容を紹介します。


赤枠で囲ってある「全ての資産」と、その左下の「含み損益
を確認すると良いですね。
前日比」は、個人的に無視しています。
そして、このような表示は必要ないというか、表示しては
いけないとさえ考えています。
なぜなら、長期積立分散国際投資をするうえで、「前日比」の
情報をユーザーに提示する必要は無いし、気にさせても
いけないと考えるからです。
最短で「前月」(毎月積立するならその周期ということや
毎月1回の資産確認をする場合にその変化を把握しやすく
するため)、あとは「前年」や5年とか10年という期間で
良いと考えます(表示有無を選択できると良いですね)

グラフの表示期間も、現在は「全期間」と「1週間」が
選択できるようになっていますが、1週間ではなく1ヶ月
というのが良いと考えます。
理由は前述と同様です。
こちらも、選択できると良いですね。
この対応は、比較的容易であると思いますし。

上図グラフの下に円グラフが表示されています。
アセットアロケーションを示す円グラフですね。
どの区分の資産を保有しているか、という情報を
提示してくれています。
債券不動産コモディティ現金という区分を
ロボプロではしていますね。

カテゴリー欄の各項目名クリックすると、具体的に
どの銘柄を保有しているのかを提示してくれます。

例えば、米国株(VTI)というのは、米国株の分類で
VTIという銘柄名のETFを保有しているということに
なります。

円グラフの方に話を戻すと、コモディティの比率が大きく、
含み損益が好調なのが分かります。
ということで自分の証券口座を確認してみると、
暫く冴えない動きと見ていたけど含み益がそれなりに
大きくなっていることを確認できました。
6月以降、日足で見るとレンジ中のようですので、
それをどちらに抜けてくるかですね。

そちらは様々なコモディティを保有するETFですが、
ロボプロで保有しているものはGOLDのみという
ことが「コモディティ」をクリックすると分かります。
金は、下降チャネルから抜けるのかな~という見方を
していますが、どうでしょうか。

来月、AIがどう判断して資産配分を変更するのかを
楽しみにしています。

THEO+ docomo

THEO提携サービスであるTHEO+ docomoでTHEOの
運用をしています。
証券口座がSMBC日興証券へ移管されたことで話題に
なりましたね。
今のところ、その影響を感じることは個人的には
ありません。
より一層、サービス内容のレベルアップが図られる
ことを希望しています。

THEOについて紹介しているコンテンツを既にアップ
しているので、よろしければ参考にして下さい。

◆THEOの概要と運用開始までをご紹介!!
https://keizai-jiyuu.com/robotadviser-theo-start/

◆THEOのWhitePaper(運用の詳細内容)をご紹介!!
https://keizai-jiyuu.com/theo_whitepaper_roboad/

運用条件

THEOの資金面における運用条件は以下の通りです。
運用開始:2021年6月1日(初回購入日)
運用開始資金:5万円
毎月積立額:1万円(積立開始日は未定)

マイページ画面表示内容

8月30日に画面をハードコピーした内容を紹介します。


資産推移」としてグラフを表示してくれています。
こう見ると、何やら凸凹していて変動が激しそうな印象
ですね。
グラフ表示の期間選択可能としているのがとても良いですね。
全期間、1年、6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月という選択肢があります。
1年以上運用している方の数が増えるころには、1年だけでなく
3年とか5年というあたりの選択肢もあると嬉しいのでは
ないだろうかと思います。

資産額の右横にある「$」と「」をクリックすることで
米ドル表示、円表示を切り替えることができます。


トータルリターン」メニューで表示されるグラフです。
青いラインとグレーのラインという2本のラインがあります。
「なんじゃコレぁ~」
と一瞬戸惑うかと思いますが、単純に「円表示」、「米ドル表示
の違いのようです。
この2本に差が生じるのは、単純に為替レート変動によるものです。
円表示が米ドル表示より上方へ乖離するのは円安方向へ動いている、
円表示が米ドル表示より下方へ乖離するのは円高方向へ動いている、
ということになります。

海外資産は、なるべく円高の時に購入し、可能なら円安の時に
売却して円に替えるのがより良いタイミングで対応できた
ということになります。


これが話題の(笑)、米ドル表示です。


ポートフォリオ」画面にて「収益率」を表示させています。
ただし、3本のグラフ表示内容を見るとアセットアロケーション
言った方が良いように思います。
THEOでは、「グロース」、「インカム」、「インフレ」、「現金
という区分をしています。
前3つをグラフ表示してくれています。


ポートフォリオ」画面の「保有銘柄」です。
グロースインカムインフレヘッジという3つの区分に対して
それぞれの構成銘柄について表示されています。

略称」は、ETFの名称を示しています。
債券関連は馴染みが無いので、念の為検索をして
一通り確認しました。

ロボプロではコモディティの「」が好調でしたが、
THEOにおけるインフレヘッジGLDM」はそうでも
ないようです。
これは、レートがある一定の範囲内を抜けずに上下に
動いている期間が続いており、購入タイミングによって
安いタイミングで購入したのか、高いタイミングで
購入したのか、ということが原因です。
こういったことがあるので、なるべく短い周期
積立設定できるということはメリットとなります。
(逆にすんなりと右肩上がりの場合には、短い
周期での積立はメリットとならず、デメリットに
なる方向です)
投資信託の話ですが、毎日購入できる設定が可能な
証券会社が存在します。
SBI証券はその一つですね。

株式中心に運用する「グロース」では銘柄による違いは
あるものの、「グロース」枠という括りではキッチリと
最も含み損益が大きなものとなっています。


資産運用方針」ですね。
THEOの区分方法による
グロース株式中心に運用
インカム債券中心に運用
インフレヘッジ実物資産中心に運用
の3つに分けた円グラフが表示されています。

ON COMPASS

マネックス・アセットマネジメント株式会社が運用する
ON COMPASSです。
このロボアドについては、資産形成・運用期を経て
育った資金を活用する時期における出金の部分で、
他に無い稀有なサービスを設定している
との見方が
あり、運用を開始しました。

が、どうにも
・WEBで表示される内容が筆者には見易いものでは無い
・5つのON COMPASS専用ファンドの購入割合を調整する
ことでポートフォリオを組成するという形式に対して
メリットをあまり感じない
ということが資金の有効活用をするなかでは運用を継続
ことに肯定的になれないということから一旦積み立てを
停止しています。
(メールでサポート殿に質問した場合の対応は、
丁寧だったりするので残念ですが)

下のコンテンツでも書いているのですが、資産運用後の
資金を使う時期の工夫以外には大きな特徴を見出だせて
いないというのが現状です。
https://keizai-jiyuu.com/robot-oncompass/

ただし、スグに資金を引きあげるほどでも無いので
しばらくは運用を任せておこうかな、というところです。

そういえば、ON COMPASSの良いところとして
複数の運用パターンを並行して運用できるというのが
ありますね。
これは稀有なサービスと言えると思いますよ。
他のロボアドでは、提携サービスで運用しているという
のでもNGだったりするので。
目的があって資産形成・運用をする、その目的は
一つではなく複数あって当然と考えるのであれば、
複数の運用を並行することが可能というのは
当然とも言えますね。
(他のロボアドがそのようになっていないのが
非常に残念です)

あと、マネックス証券全体として言えるのですが、
WEBの操作性だったり表示内容がどうにも筆者とは
相性が良くないな~というのがあります。
マネックスには良いサービスがあるので自分でも
活用しているし、知り合いにも紹介したいというのが
あるのですが・・・。
ユーザーインターフェースを抜本的に改善して欲しい
というのが個人的希望です。

運用条件

運用開始:2021年6月14日(初回購入日)
運用開始資金:1万円
毎月積立額:1万円(現在積み立て停止中
毎月の積み立てを停止しています。
運用自体をどのようにするのかは未定です。
その間に、良い方向へ変更があると良いのですが。

マイページ画面表示内容

8月30日に画面をハードコピーした内容を紹介します。


現在の運用時価残高合計」ということで、
口座残高に含み損益を加算した額が表示されている
のは他のロボアドと同じですね。


現在の運用戦略として筆者の口座では
もっとも積極型」ということで
相応のリスクをとり、収益性を最優先する戦略
運用しています。

円グラフにて「資産クラス別」ということで
アセットアロケーションが提示されています。
株式:82%(国内:23%、海外:59)ということで
株式が高い割合を占めているのが分かります。


地域別に見た割合を円グラフで示したものです。
欧米で68%(北米:52%、欧州:16%)を占めています。
こうして地域別に見るという視点でグラフを
提示してくれるというのは良いですよね。


保有しているETF銘柄名、その割合経費率が提示
されています。
経費率を出すというのも良いとは思いますが、
含み損益も提示することが必要であると
筆者は考えます。

ON COMPASS専用のファンドを保有して
間接的にETFを保有しているということになるので
ETF個別で含み損益を出しにくいというのが
あるのかもしれませんが、それならそれで
ファンド別に分けて表示すれば良いだけだと
思うので、ユーザーが知りたい情報を
提示可能な表示方法で出してくれれば良いのにな、
と思っています。


そして履歴ですね。
初回入金と2回の積み立てという履歴です。

ON COMPASSの場合、積み立て用の資金を
マネックス証券の証券口座に入金しておく
という形式になっており、
(他の提携サービスの場合は別)
銀行口座からの引き落としという方式に
対応していないという点も、筆者個人としては
使いにくいと感じた点です。

国内株式購入用の資金とON COMPASS用の資金が
混ざっているというのがデメリットと感じました。
運用資金として割り振った分だけしか当該口座には
入金しておかないようにしているという個人的
事情とも言えるので、そういった対応をしていない方
にとっては何の問題も無いとは思いますが。

SUSTEN

サステンは、未だ運用開始に至っていないのですが、
予告編として紹介しておきます。

運用条件

サステンの資金面における運用条件は以下の通りです。
運用開始:2021年9月予定
運用開始資金:10万円
毎月積立額:1万円(積立開始タイミング未定
※サステンの最低運用開始額は10万円です。

マイページ画面表示内容

まだ運用開始していないので、紹介は後日ということで。
こうして各社のロボアド運用を並行して見てみると、
情報開示内容というのは重要ですよね。
ユーザー層として、投資にはあまり時間を割きたくない、興味が無い
という方が多いという想定を各社でしているのかもしれませんが、
筆者のように、運用の内容そのものに興味を持っている場合には
情報が足りないと感じます。

その点、サステンはどうなのか楽しみです。

◆サステンについてのざっくり紹介と口座開設についての紹介
https://keizai-jiyuu.com/susten_fullpayforperformance/

◆サステンを詳しくジックリと紹介
https://keizai-jiyuu.com/susten-overview/

個人的に、おまかせ運用/ロボアドという括りの中で
現時点では一番興味を持っているのがサステンです。

まとめ

筆者が運用しているロボアド/おまかせ運用の運用経過8月分を
紹介しました。
まだ運用開始から間もないので利益率などは評価しようが
無いですし、リバランスもされていないので紹介できていませんが、
今後はそういったことを紹介することで、
・これからロボアド/おまかせ運用を開始しようと検討している方
・ロボアド/おまかせ運用をしているけど、他のサービスに興味がある方
に少しでも参考になれば幸いです。

今後、毎月紹介するように致しますので、ご覧いただけると
嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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