ロボットアドバイザー運用で楽チン運用

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ロボットアドバイザー

2016年、ウェルスナビ株式会社が全自動の資産運用サービス
WealthNavi
をリリースしました。
同年、株式会社お金のデザインによって
グローバル資産運用サービス “THEO(テオ)”
がリリースされています。

当時の記憶によれば、WealthNaviは100万円くらいの資金が
運用開始に必要で、THEOは10万円なので始めやすいという
ものでした。

その後、同様のサービスを提供する会社が増えています。
(マネックス証券も同時期にサービスインしています)

代表的なロボアドについて簡単に見ていきましょう。

代表的なロボットアドバイザー運用

WealthNaviは、文字とおり多数の金融機関と提携しており、
WealthNavi for SBI証券
WealthNavi for ネオモバ
WealthNavi for イオン銀行
など計8つの金融機関との提携サービスを展開しています。

当サイトでも、実運用例として
WealthNavi for ネオモバ
を紹介する予定です。

THEOも同様に提携サービスを展開しています。
・THEO+ docomo
(ドコモユーザーにおすすめ。お預かり資産額に合わせて毎月dポイントがもらえる。)
・THEO+ JAL
(JALのマイルを貯めている方におすすめ。お預かり資産額に合わせて毎月マイルがもらえる。)
そして、
・THEO+ 新生銀行
・THEO + 東海東京証券
という銀行や証券会社だけでなく、非常に多数の地方銀行との提携サービス
あります。

そして、マネックス証券も忘れてはいけません。
・ON COMPASS
『リスク管理に徹底的にこだわり、資産運用プランの作成からゴール達成まで全てサポート
してくれるおまかせ運用サービスです。お客様の代わりに専門家が運用します。』
と謳うサービスがあります。
(2020年10月に4周年を迎えた記念としてセミナーが開かれているのですが、
2016年に別名称でサービス開始されていたようです)
当サイトでも運用実例として紹介すべくON COMPASSを実運用をする予定です。
ロボアドとしては珍しく、資産形成、運用後の資金を出金するところまで
配慮されたサービスであることが大きな理由です。
また、他のロボアドと異なり、最大3つのプランを並行運用できるという
のも大きな特徴と言えます。
残念ながら、WealthNaviの場合は提携サービスも含めて
一つだけの運用ということになります。
(管理人の場合、WealthNavi口座を開設したものの運用開始に
至らずにいたのですが、WealthNavi for ネオモバで運用開始
するためにWealthNavi口座を解約してfor ネオモバ口座を
開設しました)

更に、楽天証券にもあります。
・楽ラップ
専用の口座を開設することなく、楽天証券の口座を開設してあれば運用する
ことが可能という点で敷居が低いです。
手数料が
固定報酬型:0.715%(最大年率)
成功報酬併用型:0.605%(固定報酬、最大年率)+5.5%(運用益に対して)
という2つの手数料コースから選択可能となっているというのが特徴です。

ちなみに、約85%(2021年1月末時点)の方が固定報酬型を選択しているそうです。
目安として、年間の収益率が2%を超えると固定報酬型の方が得だそうです。
運用コースにもよるでしょうけど、平均して2%は超えていて欲しい、
その可能性が高いと考えるなら、固定報酬を選びますね。
ちなみに、固定報酬の0.715%というのは、ロボアドの中では低いですね。
管理人が知る中では最安だと思います。
もちろん、最終的な運用結果がどうなのか、という話とは別です。
(影響はしますが)

ロボアドとは

あらためて、ロボットアドバイザーというのがどのようなものなのか
見ていきましょう。

予め(厳密に)決められたアルゴリズムによって(予め決められた
候補の中から)投資先、そしてその配分を決めて、
自動で運用をしてくれるものです。
提案のみを行う「助言型」

実際の運用も行う「自動運用型」
とがあります。
〇〇型という名称は、統一名称がなく、色々な表現がありますが、
提案・助言だけを行うものと、実際に口座へ入金した資金を使って
運用するところまで自動的に実行してくれる自動・一括のものとが
あると捉えればよいです。

ロボットアドバイザーのメリット

では、ロボアドのメリットを見ていきましょう。

運用に手間暇かからない

仕事や家事、育児、介護、趣味、それぞれに時間を必要としていて
資産形成・運用に割く時間がない、もったいないという場合も
ありますよね。

そういった場合でも、ロボアドによる運用であれば、運用に
直接関わる部分に自分の貴重な時間を投入する必要はありません。
定期的に、そして時間がとれるタイミングで運用状況を確認する
時間は必要ですが、日常的に時間を投入する必要はありません。

実際に省ける手間暇としては、以下のようなものがあります。
・実際に購入する投資信託やETFを決定する
・購入する投資信託やETFの配分を決定する
・運用中、最初に設定した資産配分からずれていないかを
定期的に確認、ずれていれば必要に応じて対応する

資産運用に関する具体的な知識や経験を必要としない

ロボアドによって質問の数や内容は異なるのですが、
出された質問に答えると具体的な投資先資金配分
ロボアドが自動で決定して、運用開始後も必要に応じて投資先や
資金配分を自動で変更(リバランス)してくれます。
なので、自分がするのは、
質問にしっかりと回答すること、
資金を口座へ入金すること、
運用開始のボタンを押すなり所定の手続きを実行すること
だけで運用を開始し、そして継続してくれます。

一定のルールで自動運用されるので、運用者の気分に左右されない。

本記事を作成している2021年5月時点、(株式)相場において
調整局面となっています。
人によっては暴落と捉えている方もおられるようです。

長期での積み立てにて資産形成、運用をしているのであれば、
こういった調整、暴落局面においても淡々と積み立てを継続する
ことが重要です。

むしろ、こういった調整、暴落局面において、さらなる
余裕資金があるのであれば、更に購入するということが
より大きな果実を得ることにつながると考えられます。

もちろん、追加で購入した後にもさらなる下落となることを
想定した判断、行動が必要です。

管理人の場合、積み立てを淡々と継続することに加え、
更に投資信託やETFを購入しましたし、更に追加する
つもりで資金を確保しています。
確保できるように毎月の積立額を設定

このへんは考え方、捉え方しだいですが、最初から調整局面で
追加購入できるように資金を準備しておくか、そういう
局面でも何もしないと決めて、積み立てを淡々と継続する
ということが果実の着実な生育につながります。

当然ですが、ロボアドが自動で機械的に運用しているのを
ユーザー(あなた)が運用そのものを停止してしまっては、
将来たわわに実ることが想定される果実を享受することが
できなくなります。

ロボットアドバイザーのデメリット

リスクは自分で運用していても存在するものです。
ロボアドだからと言って特段に大きなリスクがあるとは
考えなくてよいでしょう。
(ロボアドそのものの信頼性という部分にリスク要因があるとは
言えると言えなくはないですが)

自分で運用する場合と比べると、運用手数料が大きくなる。

自分で投資信託やETFを購入して運用する場合と比べると、
手数料が大きくなるというのはデメリットと言えばデメリットと
言えます。
サービスを受けているのだから、対価を支払うのは当然ですが。

例えば、投資信託として代表的なものの一つであるS&P500
連動するインデックス運用のものであれば
運用管理費用(信託報酬)(税込)として年間で運用額に
対して0.1%程度かかります。
それがロボアドで運用する場合には1%程度かかることになります。

ちなみに、株価指数に連動するインデックス型の投資信託では
0.1-0.2%の運用管理費用、インデックスに連動するのではなく、
それ以上の運用成果を目指すアクティブ運用のものでは
1-2%程度運用管理費用となります。

ロボアド運用が実際に運用している投資先はインデックス型のもの
である(場合がほとんどの)ため、もしもそれらが個人で
同じものを購入して運用すると考えれば、手数料が0.1-0.2%程度
であるのに、ロボアドに一任して運用すると1%程度かかる
ということで、ロボアドを敬遠する声があります。

それはごもっともな意見であり、もしも100万円を運用する場合に、
自分で運用すれば年間1,000-2,000円程度の運用管理費用である
ものが、ロボアドに一任すると10,000円となるのでコストが
大きくなるように見えます。

この費用をどうとらえるかは人それぞれで、その程度なら自分の
時間を他のことで有効に使いたいので気にならない、投資には
興味が無いので任せたい、ということであれば問題にならない、
気にならないということになります。

一方で、投資に興味があったり、少しでも費用を低く抑えたい
という場合には、自分で投資信託なりETFを購入して運用した方が
良いということになります。

ちなみに、ロボアドで運用するのはETFや投資信託であり、
個別の株式は投資対象に入っていません。
また、ロボアドによって投資先の候補は決められており、
ロボアドによって実際の運用先、その配分が決められます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
実際の資産形成、運用に対する深い知識や経験を必要とせず、
手間暇をぐっと抑えることができるロボットアドバイザーについて
理解が深まったでしょうか。

管理人自身もそうですが、資産運用への敷居が低い場合には
余計な手数料を支払うくらいなら自分で運用したほうが良い
と考えるので、支払う手数料に対するロボアドの価値が
低いものとなり、
「ロボアドは手数料が高い」
「ロボアドに支払う手数料は無駄」
というような声になりがちです。

とはいえ、前述のように仕事や家事、育児、介護、趣味などに
よって資産形成、運用にかける時間がとれなかったり
優先度が低いという場合には、
「ロボアドに支払う手数料は高くない」
「ロボアドの手数料はリーズナブル」
「ロボアドに運用を一任することは良い選択肢」
ということになります。

ということで、管理人自身もロボアドに支払う手数料を
払うくらいなら自分で運用するという考え方でしたし、
そのようにしてきましたが、
・支払う税金を調整する
・リバランスを自動で実行する
という部分にメリットがあると考え直し、当サイトで
運用経過を紹介するというなかで自身の運用スキルアップに
つながる知識の吸収も見込めるものと判断し、
ロボットアドバイザーでの運用実例を紹介していく
こととしています。

その判断を2021年4月にくだし、5月くらいに調整局面が
あるだろうから、それくらいの時期に始めるという
ことで準備を進めれば、ロボアドについての情報が
集まり、紹介もできると考えました。

で、どのロボアドを紹介するのか、ということになりますが、
当初は
・知名度が高くロボアドと言えばということでWealthNavi
・投資信託やETFを使っての資産形成における証券会社の
ツートップの一翼と捉えている楽天証券の楽ラップ
と考えていましたが、
・資産を使う段階も考慮しているマネックス証券のON COMPASS
も追加しようと考えました。

3つのサービスを同時に運用開始して、1年程度の運用期間を経て
その後の対応を決めようと考えていたのですが、ロボアドだけで
3つも並行して運用するのは多すぎると考え直し、
・知名度と税金調整機能でWealthNavi for ネオモバ
(ネオモバは運用開始時の資金額が一番小さい1万円)
・出口戦略も決めるという特徴があるON COMPASS
の2つを運用して紹介することにしました。

口座開設も完了しているので、後は入金すれば運用開始可能です。
運用開始時:1万円
積立額:1万円
ということで条件を揃えて運用し、継続的に紹介していきます。

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