管理人自身のイメージとして、投資信託と言えば
ひふみ投信
です。
たぶん10年くらいは前のことになりますが、
資産形成系の雑誌にて
ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス株式会社)
結い2101(鎌倉投信株式会社)
コモンズ30ファンド(コモンズ投信株式会社)
の3つについて紹介されていたのがきっかけで知りました。
当時、別の長期投資を謳う投資信託が一世を風靡していた
ような記憶があります。
で、その時は個別株やらFXでのトレードが主体でしたが、
時を経て投資信託での運用をすることになります。
子供の学資として使うという目的で。
その記念すべき最初の投資信託は、
『結い2101』
でした。
数年間、積み立てをしていました。
訳あって今は運用していませんが、また再開してみたいです。
3者(社)が紹介されていた理由は、
社会貢献
運用者の顔が見える
とか、そんな理由だったように思います。
ひふみ投信の藤野英人さん
結い2101の鎌田恭幸さん(だったのかは記憶が定かではないです)
コモンズ30ファンドの渋澤健さん
当時は、「あの」渋澤さんの血統ということで渋澤健さんが
強くイメージに残り、「北の国から」をきっかけに手間返し、
助け合い(という表現では足りないと思いますが)としての
「結い」に強烈に良いイメージを持っていたこともあって
「結い2101」が心に突き刺さりました。
そして、藤野さんは、何となく顔にインパクトが(笑)。
今も色々と投資信託について調べたり経験しているのですが、
今の自分にはひふみが一番合っていると実感しています。
何といっても藤野英人さんご本人の志、発信している情報の量と質。
「レオス・キャピタルワークス株式会社」から発せれらる情報はもとより、
メンバーの皆様のポジティブな雰囲気。
この方々に自分の資産を「信」じて「託」することへの安心感。
藤野さんをはじめとするレオスの方々がYouTubeで発してる
エネルギーを受けていると、安心して運用を任せることができます。
もちろん、冷静な判断をするようにしていますし、投資信託の
運用先としてへんに偏ることの無いようにという配慮はしています。
信頼していますが、妄信ではなく、過去の実績なり目論見書の
内容、YouTubeでの情報などを背景としての信用をしている、
ということです。
興味深いのは、
「ひふみ投信」という名前の由来です。
「ひふみ」ではなくで「ひふみ投信(とうしん)」なのがミソです。
火 攻め 勢いのある成長企業
風 変化 トレンド、テーマ性のある企業
水 守り ディフェンシブ、割安株
土 安定 地味で地道、地方の中小型株
心 銘柄選択の根本思想であり、公明正大に事業を行っている会社か
どうかを見定めること
ひふみ投信の運用開始時から謳われているのかは不明ですが、
とてもよく考えられているなと思います。
鎌倉投信の「結い2101」もそうですが、名称って大事ですね。
では、ひふみについて紹介していきます。
ひふみの特徴
『ひふみは日本や世界の成長企業に投資をする投資信託ブランドです』
とWEB上で宣言されています。
そして、『投資の本質を実現するために誕生した、投資信託(ファンド)のブランドです』とも。
株式投資では、グロース投資(企業の成長に投資)、バリュー投資(評価が価値に対して割安な企業に投資)と分けられますが、ひふみの場合はグロース投資ということになりますね。
ただし、相場環境に対応すべく、バリュー投資とされる株式を保有する時期もあるようです。
(成長株か割安株か、という枠にとらわれないと説明されています)
数多くの個人が拠出した大切なお金があつまりひふみを形成し、そのお金を成長企業に投資して
投資先企業が成長することでファンドも成長することで、結果として資金を出した個人に
リターンとして還元されると表現されていますが、管理人個人としては個人、ひふみ投信、成長企業をお金が循環しているとイメージしました。
ひふみの哲学
個人的には
変幻自在
というイメージを「ひふみ」に対して持っています。
企業の成長に投資するというのを根底に持ちつつも
「成長株か割安株かという枠にとらわれない」
としています。
たしかに、月度報告を視聴していても、相場に合わせて
大きく保有銘柄を入れ替えていたりします。
(大きく、という表現に対する認識が人によって異なるとは
思いますが、ここでは管理人個人の認識です)
・保有期間
・現金比率
・国内に限らず海外へも投資
と正に変幻自在です。
投資信託の名称にグロース(成長)、インカム(配当)、業種が
入っていたりして投資先範囲が限定される保有銘柄数を限定(固定)
することを謳ったり、長期であることを謳うということが
ひふみにはありません。
「つかみどころがない」といわれることがあると紹介されていますが、
正にそのとおりです。
そして、その理由を以下のように説明しています。
それは、ひふみの方々が
投資家
であり
運用者
であるからだと。
ひふみが考える投資とは、個別企業の中身をよく見た上で長期的に伸びていくと
判断した企業にお金を預け、企業の成長と共に株価が伸びていくことに期待すること。
そして運用とは、変化するマーケットに対応してダイナミックに売買を行い、
良い成績を残すことであるとしています。
個人的に投資と投機という分け方の方が馴染みがあり、運用は投機にあたる
のかな、と思いました。
値動きを収益を得る「機」会(チャンス)と捉え、そこへ資金を「投」じる
のを投機とすれば、上記の運用は投機と言えなくもないかな、と。
ただし、世間一般で言うならば「投機」というものが「博打」と同一視
されている面があり、それも踏まえると投資と運用というのは良い表現なのかな、
という納得の仕方をしました。
あなたは、どう思いましたか?
ポートフォリオの価値観
個人的に深いな~というかうまいな~と関心したのが
「火風水土心」(ひふみとうしん)
という表現です。
これをひふみ投信を設定する時点で考案していたのだとすると、
すごいことです。
藤野さんが考えたのか、どなたか別の方なのか分かりませんが。
ということで、再度「火風水土心」を紹介します。
火 攻め 勢いのある成長企業
風 変化 トレンド、テーマ性のある企業
水 守り ディフェンシブ、割安株
土 安定 地味で地道、地方の中小型株
心 銘柄選択の根本思想であり、公明正大に事業を行っている会社か
どうかを見定めること
(ESGやSDGsの概念も含まれる)
古代ギリシャ時代から、万物は火・風・水・土という4元素から
成り立っているという思想があるのだそうです。
そこへ人間の「心」を足して世界となす、というオリジナルの
フレームワークとしているようです。
人間の心を足して、と説明されているのですが、心を足すことで
火・風・水・土をつないでいる
という認識をしました。
「風」は、上記のようにトレンドという面もあるかと
思いますが、「火」:グロース株、「水」:バリュー株への
投資を変化させるとい意味合いもあるように思います。
そして、「風」の変化する部分だけでなく、きちんと守り
安定させる時には「土」でどっしりと安定させる、と。
それら火・風・水・土には「心」という背景があり、
心によって繋がっているとも言えるし、心の上に成り立っている、と。
足で稼いだ情報で成長企業を発掘
足で稼ぐというのはよく言われることであり、机にしがみついていては
ダメだとか言われたりしますね。
「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きているんだ!!」
というセリフもありますが、決算書だけを観ていても分からない
部分があるので、やはり企業訪問によってよく観察し、
そして感じとることが重要であるということですね。
ひふみ投信のWEBでも紹介されているように、「定性」、「定量」の
両面で調査・分析を行って、どのような投資環境でも「独自要因」で
成長を遂げる企業を発掘するとしています。
「独自要因」という部分が重要で、世の中や相場の状況でたまたま
成長するというのではなく、企業それぞれが強く持つものによって
成長する企業を発掘するということですね。
財務指標などの数値で量る:定量評価
だけでなく
経営方針や戦略など数値にはあらわれない:定性評価
の両面が必要というのは、強く同意します。
商品開発の場においては、フィーリング(感性)評価を定性評価として
位置づけ、当たり前のこととしています。
藤野さんが言う
「スリッパに履き替える会社は要注意」
という話や
「社長や役員の顔写真をWEBサイトに掲載しているかどうかと
株価のパフォーマンスの関係」
の部分が定性評価にあたりますね。
Webサイトの話を聞いた後、企業のサイトで顔写真の有無を確認
する習慣がついたのですが、明らかに新興企業の方が役員の
写真を掲載しており、企業への印象が良い場合ほどきちんと
写真を掲載しているだけでなく、プロフィールやコメントの
記載があったり、写真の表情も良かったりする傾向があると
認識しています。
更に言うなら、何か訴えるものがあるという印象をWEBから
受けると思っています。
このような背景があり、調査、判断があっての投資・運用をしている
のがひふみということになります。
商品ラインナップ
レオス・キャピタルワークス株式会社が運用する投資信託のラインアップも増えており、
株だけでなく債券までもが運用対象となっています。
ここでラインナップを一通り紹介します。
レオス・キャピタルワークス株式会社の直販
ひふみ投信:「日本を根っこから元氣にする」
「主に」日本の成長企業に投資する
ひふみワールド:「世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう」
海外の企業に投資する
ひふみらいと:軽やかに投資をスタート!
国内外の株式および債券に投資してハラハラ、ドキドキ感の軽減を目指す
銀行、証券会社等で購入できる投信
ひふみプラス+:「日本を根っこから元氣にする」を銀行、証券会社から購入
ひふみワールド+:「世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう」を銀行、
証券会社から購入
まるごとひふみ15:「地球のよいものまるごと投資」
「ひふみらいと」と同様に国内外の株式、債券に投資する。
株式の比率が概ね15%となります
まるごとひふみ50:「地球のよいものまるごと投資」
「ひふみらいと」と同様に国内外の株式、債券に投資する。
株式の比率が概ね50%となります
まるごとひふみ100:「地球のよいものまるごと投資」
国内外の株式に100%投資します。
(ひふみ投信マザーファンド60%、ひふみワールドファンドFOFs用40%)
確定拠出年金にて購入できる投信
ひふみ年金:「日本を根っこから元氣にする」を確定拠出年金制度で購入
直販のメリット
上述のように、ひふみシリーズの投資信託を購入するには、
銀行や証券会社などから購入する
確定拠出年金にて購入する
直販ということで直接購入する
という選択肢があります。
管理人自身、証券会社の積立NISA口座、特定口座にてひふみを
運用しているのに加え、直販でも購入して運用しています。
証券会社の口座でひふみを運用していたのに加えて直販でも購入した理由を
まずは紹介します。
1.直販での購入者限定のセミナー、イベントに参加できる
具体的にどのセミナーが対象なのかがWEBからはわかりにくいですが、
例えば毎月のひふみアカデミー(運用報告)のうちのQ&Aコンテンツは
直販での購入者限定です。
2021年5月から、直販の購入者ではなくてもLive配信を視聴できる
ようになりましたが、Q&Aコーナーは直販の購入者限定です。
(Zoomでの視聴です)
もちろん、質問することができます。
2.「資産形成応援団」で信託報酬がお得になる
5年以上、継続保有している「口数を対象に」信託報酬の一部が
還元されます。
詳しくは、以下のページを参照下さい
https://hifumi.rheos.jp/faq/toushin/
ひふみ投信、ひふみワールドが対象です。
ひふみ投信の場合は以下のように還元されます。
5年以上継続保有:年率0.2%
10年以上継続保有:年率0.4%
ひふみワールドの場合は、以下のように還元されます。
5年以上継続保有:年率0.1%
10年以上継続保有:年率0.25%
注意点としては、
上記に相当する応援金によって投信を買い付けてくれる
というものであって、信託報酬が軽減されるとか入金される
というようなものではないということです。
そして、応援金が雑所得となり課税対象となることです。
このへんは税制の話なのですが、
課税対象とならないような仕組みに欲しいというのが
個人的希望です。
もっとも、自分が対象になり始めるまでは、まだまだ先の話ですが。
そして、WEBでは更に2点ほど直販のメリットが紹介されていますが、
参考程度に聞いておけばよい内容です。
運用状況
SBI証券の積立NISA、特定口座にて
ひふみプラス、ひふみワールド+、まるごとひふみ15
楽天証券の特定口座にて
ひふみプラス、ひふみワールド+
を運用しています。
個人的考えとして、現状は債券投資をする局面では無いという
判断をしていますが、債券への投資が一切無いということもあり
自分の口座で運用して紹介するものの中にあっても良いと考え直して
組み入れています。
SBI証券の特定口座は、運用経過紹介用として位置づけてあり、
口数を揃えてあるものがほとんどです。
そして、しばらくは一定額を毎日積み立てるということにしています。
年単位で継続予定です。
楽天証券の方は、楽天経済圏のメリットを存分に享受すべく
楽天カード使用によるメリットを受けられる上限まで楽天カード
払いにて積み立てて楽天ポイントをありがたくいただいています。
そして、それ以上の額については楽天銀行マネーブリッジにて
資金移動の手間なく積み立てを実行中です。
SBI証券での運用状況については、おいおい紹介していきます。
世の中、インデックス投信、特にS&P500が大人気ですが、
ひふみのようなアクティブ投信へ投資するというのも検討の
価値があると考えています。
管理人自身、S&P500などのインデックス投信への投資を
継続していますが、ひふみなどのアクティブ投信への投資も
継続的に投資をして資産形成しています。
投資は自己責任で、という前提で「ひふみ」シリーズのような
アクティブ投信への投資も検討し、最初は少額から開始
というのも賢い選択肢の一つだと考えています。
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